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リウマチに関するよくある質問

リウマチを発病しやすい年齢は何歳ぐらいでしょうか?
発病しやすいのは30歳代~50歳代で、ピークは40歳代です。10~20歳代や、60歳代以降に発病される方も珍しくありません。
リウマチ発症のきっかけはどういうものがあるのでしょうか?
いまだに原因に定説はありません。ウイルスや遺伝子が関係しているという説や、怪我などの外傷やストレス、出産などがきっかけになることもあります。
リウマチの患者さんはどれくらいいるのでしょうか?
有病率は約0.5パーセントと言われています。日本における関節リウマチの患者数は約60~70万人と推定されています。
リウマチは男性にも発病するのですか?
関節リウマチは約4対1で女性に多く発病します。つまり、患者さんの約8割が女性ですが約2割は男性です。
リウマチになったときに注意する食べ物はありますか?
特に食べ物で気を付ける必要はありませんが、規則正しい食事と栄養のバランスを考えて食事を摂ることが大切です。また、喫煙はリウマチの病状を増悪させる因子となるのでリウマチになったら禁煙することが望ましいです。
リウマチは遺伝するのでしょうか?
リウマチは、親から子へ、あるいは孫へ遺伝することは少ないと考えられています。ある調査によると、リウマチ因子を持つ母から生まれた娘さんがリウマチを発症する可能性は約5%という結果でした。つまり、通常より10倍は高くなりますがそれでも20人に1人ですから遺伝するとまでは言えないと思われます。
健診でリウマチ因子が陽性と言われましたが関節リウマチなのでしょうか?
健康な方でもリウマチ因子陽性ということが数%あります。逆にリウマチの方でも約十数%はリウマチ因子は陰性です。リウマチ因子だけでは関節リウマチの診断はできません。、血液検査(CRPなどの炎症反応、抗CCP抗体)、レントゲン検査などを総合的に判断する必要があります。
リウマチと診断されましたがすぐに薬を飲むべきでしょうか?
原則的にはリウマチと診断されればできるだけ早期に抗リウマチ剤を投与して関節破壊の進行をできるだけ最小にとどめることが重要です。ただしひとことで関節リウマチと言ってもごく軽度なものからほぼ全身の関節が侵されてしまう重症なものまで様々です。中には慢性化しないタイプのものもありますので、薬が不要なこともないわけではありません。主治医と相談し、その人に合った適切な治療を行なっていくことが重要です。
リウマチ治療に画期的な新薬が出たとのことですが、処方してもらえるのでしょうか?
いわゆる「生物学的製剤」というものが、日本でも導入され、現在では使用可能な薬剤は7種類になりました。1剤は点滴、4剤は皮下注射で残りの2剤は点滴と皮下注射の両方があります。いずれの薬剤も従来の抗リウマチ剤に比べて効く確率も高く、治療効果も高いことが証明されています。しかし、高価であり感染症などの副作用の確率も高くなるのできちんと管理しながら使用することが肝心です。また、従来の抗リウマチ剤でも上手に使用すれば約7~8割の方には十分効果が得られるので、他剤を試されて効果がなかった場合に検討されることをお勧めします。ちなみに当院では約16%の患者さんにこれらの生物学的製剤を使用しております。
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